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研究概要

 このたび平成20年9月1日付けで三菱重工業株式会社殿の御寄附により東京大学生産技術研究所に先端エネルギー変換工学寄付研究部門が設立されました。
 この部門は日本のエネルギー問題の解決に大きく寄与すること、合わせてこの成果を世界に発信し貢献していくことを目的に設立されました。化石燃料のほとんどを輸入に頼る我が国において、エネルギー源の分散、高効率利用技術によるエネルギー消費量の低減、再生可能な自然エネルギーの活用を図っていくことは、国家安全上からも、国民経済上からも、また地球温暖化問題などに代表される地球環境への悪影響を最小にとどめていく上でも、極めて重要であります。
 本部門はまさにこの期待に応えるべく、部門名「先端エネルギー変換工学」"Advanced Energy Conversion Engineering"が表すように、エネルギーの有効利用のため、理論上の高効率はもとより、経済性、信頼性も兼ね備えた真に国際競争力のある新技術の研究開発を行うべく設立されたものであります。
 これまで長年にわたり産業界の第一線でいろいろな新技術の研究開発に取り組んでまいりました。学内で研究にいそしんでこられた先生方のご援助も受けながら"産学連携"の成果を上げ、日本発の独創的な新技術を創出し、さらに世界にあまねく拡げることにより地球環境の改善に取り組んでいきたいと思っております。
 このように本部門としては、
   1. 先端エネルギー変換技術の研究開発
   2. 産業界に貢献できる学生の育成と指導
   3. 的確で建設的なエネルギー政策への提言と貢献

      を3つの重要な基本方針として取り組んでまいります。
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