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第7回 技術フォーラム 開催報告
「エネルギーと資源について考える --- これからの日本の進むべき道 --- 」
2012年7月号
2012年5月18日(金)に先端エネルギー変換工学寄付研究部門の主催およびエネルギー工学連携研究センター、エネルギー・資源フロンティアセンター、サスティナブル材料国際研究センターの共催により、 第7回技術フォーラム「エネルギーと資源について考える---これからの日本の進むべき道---」を東京大学伊藤国際学術研究センターにて開催し、各方面から約300名の方々に参加いただいた。
プログラム
第1部 海洋・水資源 |
1 海に資源を求める |
東京大学生産技術研究所 浦 環 教授 |
2 水資源と食料エネルギー |
東京大学生産技術研究所 沖 大幹 教授 |
第2部 金属・非金属資源 |
3 金属資源と人間の限界 |
東京大学理事・副学長 前田 正史 教授 |
4 鉱物資源とその将来 |
京都大学 西山 孝 名誉教授 |
5 資源からメタルへ−レアメタル |
東京大学生産技術研究所 岡部 徹 教授 |
第3部 エネルギー資源 |
6 石油・天然ガス資源 |
東京大学工学系研究科 佐藤 光三 教授 |
7 メタンハイドレート - 開発研究の現状とその技術課題 |
東京大学工学系研究科 増田 昌敬 准教授 |
8 石炭資源 |
東京大学生産技術研究所 金子 祥三 特任教授 |
2011年3月11日の東日本大震災以降、日本のエネルギー情勢は大きく変化し、いかにしてエネルギーや資源を確保し、国民の生活基盤や国の安全保障をゆるぎないものにするかが重要であり、今回は特に資源問題に重点を置き、海洋・水資源、金属・非金属の鉱物資源、化石燃料について今後どのように対処していくべきか、その課題を明確にすると共に、進むべき道について各講師に論じていただいた。
松本理事・副学長の開会の挨拶に続いて第1部では、浦教授、沖教授に日本の海洋資源および水資源に注目して説明いただいた。第2部では、前田理事・副学長から「金属資源と人間の限界」と題して講演いただき、次に西山名誉教授にベースメタルを含めた鉱物資源について、岡部教授にレアメタルの重要性と課題について説明いただいた。第3部では、佐藤教授、増田准教授、金子特任教授により世界でも稀にみる低自給率の日本において重要な石油および天然ガス、また話題のメタンハイドレート、そして石炭資源について説明いただいた。
(先端エネルギー変換工学寄付研究部門 金子祥三)
第7回技術フォーラムの講演資料や写真は、 【イベント情報】からご覧ください。
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